花粉症対策のマスクは、素材で分類しますと、大きく分けて「不織布」と「ガーゼ」の二つのタイプに分類されます。
不織布とは、繊維同士を結合させることによって、糸を織らずに作られているシートのことを言います。不織布は繊維が不規則に並んでいるので、構造的にガーゼよりも花粉症の原因となる花粉が付着しやすいという特長があります。
ガーゼマスクも、最近では多層構造になったものが増えているので、一概に不織布のマスクのほうが花粉を除去しやすいとは言えません。ガーゼには、肌ざわりがよく、肌の弱い人に向いているという利点もあります。ガーゼマスクを選ぶ場合は、フィルターが入っていて何層かになっているものを選ぶことが花粉症の予防には大切なことと言えるでしょう。花粉症を予防するためのマスク選びには、自分の肌のタイプやマスクの構造を考えることが必要なのです。
↧